車査定

母が乗っていた車でした


今日私は街中で、見覚えのある車を見ました。いつだったか、とても懐かしい車だったのです。そしてそれが母が、以前乗っていた車だとわかるのにそんなに時間はかかりませんでした。
そうです。私は母が五年前に乗っていた車を、今日見る事ができたのです。まだ私が学生の時の事です。母は学校まで、毎日車で送り迎えをしてくれました。
私は足が悪いので、自転車通学ができませんでした。そして近くにはバスも、電車も通っていないのです。田舎なので、みんな車で移動をしていました。だから私は、いつも母の車で送ってもらっていたのです。そのことに、私はとても感謝していました。
母は小さい車に乗っていますが、二人乗るととても窮屈なのです。荷物も積めないほど、小さい車だったのです。いつも私を学校へ送ってくれた後、母は会社へ出勤していたのです。
その時母の乗っていた車だったのです。とても懐かしくて、じーっと見てしまいました。乗っていたのは、母よりも若い主婦でした。小さい子どもを、助手席に乗せていました。
またあの車に乗りたくなりました。今母は車には乗っていません。今は原付で出勤をしているのです。そして私は、自分の車を買ったのです。
だからあの車に乗る事はもうありません。そう思うと、とても寂しいのです。